『カラコロピタン!レゴブロックで作るからくり装置』(ポプラ社)は、15万部も売れている人気の知育本です。
レゴで本格的なピタゴラスイッチが作れます。
ただ、本についているブロックだけだとほぼ何も作れません。手持ちのブロックが必要です!
ブロックを追加すれば、これだけ大きな装置も作ることができますよ。
この記事ではカラコロピタンで作れるものや、必要な追加ブロックの量と入手方法も紹介します。
カラコロピタンに付属しているもの
外側のボックスを開けると、本と付属のレゴブロックが入っています!
レゴのパーツ33個、糸、ボール6個が付属しています。
付属のパーツは、ネットのレゴパーツバラ売りショップでも売られています。
もし無くした場合は、こうしたバラ売りショップで調達できます。
本の後ろの方には、装置に使う紙のパーツが色々。切り取って使います!
紙質がややペラいので、破れやすさは否めません…。
カラコロピタン → メカメカツクール → チキチキロボットと巻を重ねるごとに紙質がよくなっていきます。笑
カラコロピタンに必要な追加ブロック
付属パーツは33個ついていますが、これで作れるのは全10種類の装置のうち1種類(クイントプル)のみ。
他の9種類の装置を作るには追加のパーツが必要です。
【参考】本の通りに揃えた場合の必要パーツ数
大きいパーツは小さいパーツで代用できるので、必ずしも表の通りパーツを揃える必要はありません。
- 合体あり:本に載っている合体パターンをやる場合
- 合体なし:1個ずつ作っては壊す(合体しない)場合
追加パーツにおすすめ:レゴ クラシック
カラコロピタンでは、基本的な四角いブロックやプレートを使います。
それらが沢山入っているのはレゴの「クラシックシリーズ」です。
特に黄色のアイデアボックス<スペシャル>(10698)は、基本的なブロックとプレートの割合が高く、カラコロピタン向きのパーツ構成です。
1万円超えのクラシック並みに基本ブロックが入っています。
私もこのセットを使いましたが、本に載っているからくり装置はすべて作れました!
ただ、この辺りの大きいからくりだと、黄色のアイデアボックス<スペシャル>(10698)の量でもギリギリです。
全種類を同時に作っての大規模合体はできません!
とはいえ、2~3個程度の合体なら全然できます。
このボックスの量を持っていればカラコロピタンは十分楽しめるでしょう。
既にレゴをお持ちで、プレートは足りそうだけどブロックがない!という場合は、1000個全て基本ブロックのマルチパック(11030)が便利です(※プレートは入っていません)。
大きな合体にはさらにパーツが必要
装置を組み合わせて大きい合体もやりたい!という場合は、さらにパーツが必要です。
本の合体で一番大きそうなのをやった時は、上記の黄色<スペシャル>に加えてこれだけパーツを使いました。
※組み方は無限にあるので、使ったパーツもあくまで私の場合です。目安としてご参考までに。
この種類・量が入っているクラシックで最安は、アイデアパーツ<マルチカラー>(11032)です。
大きめのブロックって大型セットでも意外と入ってない…
最安といっても高いですが(笑)、1000ピースを超える大型セットなので、カラコロピタンを作り終わっても長く遊べます。
今後もレゴで遊ぶならあってもいいかもしれません。
レゴストアのピック・ア・ブリック
近所にレゴストアがある場合は、ピック・ア・ブリックの方が安く済みそうです。
大サイズの入れ物(3000円)なら、上記の追加パーツがちょうど全部入ります。2×4ブロックは90個前後入ります。
ネットのバラ売り
レゴブロックのバラ売りショップでは、パーツ1個あたり数十円~数百円で購入できます。
パーツ1個あたりの単価は高めですが、ピンポイントで無駄なく手に入ります。
有名ショップ→ブリッカーズ楽天市場店
カラコロピタンで装置を作る時のコツ
本のイラストに沿ってからくり装置を作っていきます。
ただし、形さえあっていれば、どのパーツを使っても良いです!
本のやり方
これでもOK
これでもOK
…というか、本に載っている通りに組もうとすると、パーツを揃える難易度が跳ね上がります。
入手難易度の高い2×8ブロックを多用しているので…
からくりの動きに支障がなければ、多少位置がズレたり支えを増やしたりしても大丈夫。
何も考えずに作っていると、大きいブロックが不足しがちになります。
できる限り小さいブロックで代用して、大きいブロックを残すようにすると良いですよ。
10種類のからくり装置とピタゴラスイッチ
ここからは、カラコロピタンで実際に作れる装置を紹介します。
カラコロピタンでは、10種類のからくり装置が作れます。
さらにそれらを組み合わせて、ピタゴラスイッチにもできますよ!
からくり装置は10種類
10種類すべてつくってみました!
本に付属のパーツ以外は、黄色のアイデアボックス<スペシャル>(10698)のパーツのみを使用しています。
簡単だけど5つもアクションが起きる装置。本に付属のパーツだけでできます。
合体してピタゴラスイッチをつくってみよう
からくり装置を合体させることで、大きなピタゴラスイッチを作ることができます。
連続で装置を作動させるには、かなり試行錯誤が必要!(パーツもたくさん必要。笑)
いざ最初のトリガーを動かすときはもうドキドキです!!
本には7種類の合体が載っていますが、自分なりに考えるのも面白いですよ。
こちらは3つの装置を組み合わせた簡単なもの。
これはかなり大きな合体!すべてを上手に作動させるのは大変ですが、上手くいくとめちゃ気持ちいいです!
本に付属の「ピン付きブロック 2×2」が1個足りなくなります。「とびだすはた」に使う分を「ピン付きブロック 1×2」2個で代用すると無事につくれます(黄色のアイデアボックス<スペシャル>に入っています)。
カラコロピタンで学べること
カラコロピタンでは、装置をうまく作動させるのが結構大変で、自分の手で試行錯誤していきます。
そのなかで物体はこのように動く、エネルギーはこう働く、といった物理法則を自然に見出すことができます。
自発的に夢中になっているうちに学べるのもいいですね
本の中では物理法則をかんたんな言葉で説明しているので、「体験と知識が繋がる」という学びの面白さも体験できます。
カラコロピタンの対象年齢は?
本には8歳以上と記載がありますが、出版社のHPでは5歳以上です。
まだ小学校で理科がはじまらない年齢でも、遊びながら物理法則を体感できますね。
小さいパーツがあるため、3歳未満のお子さんには与えられません。
メカメカツクール、チキチキロボットとどっちがいい?
カラコロピタンの続編として、メカメカツクール、チキチキロボットの2冊が発売されています。
カラコロピタン | メカメカツクール | チキチキロボット | |
---|---|---|---|
つくれるもの | ピタゴラスイッチの ようなからくり装置 | 可動式の実験マシーン (マジックハンドなど) | からくり人形 |
追加ブロック | 必要 | 不要 | 不要 |
対象年齢 | 5歳~ | 小1~ | 小1~ |
定価(税込) | 2,530円 | 2,750円 | 2,970円 |
Amazon
楽天 |
Amazon
楽天 |
Amazon
楽天 |
メカメカツクール、チキチキロボットは、追加ブロックが不要!レゴを沢山持っていない人でも気軽にできます。ただ、完成品の規模は小さいですね。
カラコロピタンは追加ブロックが必要ですが、その分大規模な装置ができます。
自由研究で凄いものを作りたい!という時はカラコロピタンがぴったり
『カラコロピタン』まとめ
カラコロピタンでは、レゴで本格的なピタゴラスイッチを楽しめます!
上手く作動させるには試行錯誤が必要ですが、夢中で取り組むなかで学べることがたくさんあります。
かなり大きなからくりも作れるので、大人の方が熱中しちゃうかもしれません。笑
続編の2冊は追加ブロックが必要ないので、レゴを持っていない場合はそちらもおすすめ。
コメントはお気軽にどうぞ(※付き欄のみ必須項目)